第80記事
いつも読んで頂きありがとうございます。
ご自身がピンと来たところから読んでみて下さい。
初めに
以前の記事に続き参考にしたのは
『優れたリーダーは、なぜ傾聴力を磨くのか』という本ですが、
今回のブログもHSPにリーダーを勧める内容ではありません。
『世の中に求められていることはどんなことだろう?』
『HSPがノーマルにやっていることで評価されるものはないだろうか』
『HSPの性質を上手に使えたら仕事に繋がるものはないだろうか』
そんな観点で本を読み、このブログにまとめてみました。
気質上できてしまう
- HSPは無意識に演出している
出来るリーダーが傾聴力を磨く際に大事なのは、
[相手が話しやすく感じる演出で、最後まで言ってもらうこと]
だそうです。
HSPの人でこんな経験がある人はいませんか?
●自分が相談していたのにいつの間にか相手の相談を受けていた
●話を聞いているうちに相手のテンションが上がって止まらなくなった
●ネガティブ発言(悪口)を聞かされる相手によくなってしまう
これらは比較的ネガティブに捉えてしまいがちですが、
相手が話しやすくなっている状態を表しているものだと思います。
そしてそれは正に[演出]が出来ているということなのではないでしょうか。
更にその演出をコントロール出来るようになれば、
自分のダメージを軽減しながら仕事や評価に繋げることも可能になると思います。
コントロールのコツは…
- 思考の歴が違う
リーダーが話を聴く時に必要なのは、
どの方向へ向かわせるのかを考えることだそうです。
これは一つの例ですが…
私が以前働いていた会社に
新人トレーニングの方向性を頭の中で組み立てている(考えている)人と
組み立てていない(考えていない)人がいました。
その後それぞれの新人がどうなっていったかというと…
常に方向性を組み立てていた人についていた新人の方が
早く仕事を覚えて、出来ることの幅もどんどん広げていきました。
更に私からはその新人が自信を持って仕事をしているようにも見えました。
方向性を組み立てていない人についていた新人は
毎日一生懸命頑張っていましたがなかなか仕事に慣れることも出来ず、
モチベーションも落ちているように見えました。
それぞれ新人のもともとの能力も関係してくるとは思いますが、
教える側の思考の有無で結果が大きく違うことを感じさせられた出来事でした。
因みに世の中では[考える]ということが辛いことになってきているようです。
「考え過ぎだよ」
「気にし過ぎだよ」も
(実際に考え過ぎの場合もあるかもしれませんが)
思考することが億劫だという反応として出ている部分もあるのではないでしょうか。
今後、世の中は考えられるということが大きな価値になっていき、
HSPの思考の広さ・深さは
より必要とされるものとなっていくのではないかと私は思っています。
HSPの気質は人によっては幼少の頃から出てくると言われています。
その頃から思考を巡らせていたら
大人になった時には考えるプロになっているでしょう。
(脳のしわも人より多いかもしれないですね!)
是非、圧倒的な思考歴を武器にしていってみてください。
参考文献
『優れたリーダーは、なぜ「傾聴力」を磨くのか?』
著者:林 健太郎
発行者:押鐘 太陽
発行所:株式会社三笠書房
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